県庁の星

やっぱり織田裕二は、何とも言えない色気のある役者だと思いました(いきなりそれか。)いやー、好きだわー。今回はソツないエリート役人の役ですけど、それでもやっぱり最後には熱くなってる辺り織田くんだな、と。やはり織田くんは熱く熱血でなくては。柴崎コウも、冷めた感じの役が何ともマッチしてて…ちょっとつり目できつい感じがうまくマッチしてて、いい感じでした。
原作を全然読んでないんで、どういう終わりなのかは知らないですけど、映画のラストは未来を感じさせるなかなかいい終わり方でした。で、続きが作れそうでちょっと期待もしちゃうんですが…でも織田裕二って、続編ものには基本出ない人だし、ないかもなー。
官と民の温度差とか、初めは自分の出世第一だった主人公の変わり方とか、スーパーの人たちと少しずつ分かり合っていくところとか、そういう変化がうまく描かれてたと思います。で、きっと誰もが「ああー、そうそう!」みたいに思えるところがあるように思うのですよ。フィクションだけど、等身大のフィクションと言うか…限りなく現実に近いと思います。身近にあってもおかしくない話だし。ただの娯楽ではなく、現在の社会問題もさり気に織り込んであって、いろいろと観た後で考えが広がる映画でした。一見の価値ありと思います。
最近の邦画は当たり多いなー。