ガンガン。

スパイラル〜推理の絆〜」を一気に読みました。貸してくれる方がいたので。という訳で、通して思ったことを。ネタバレありです。

スパイラル〜推理の絆〜 1巻→14巻/
推理、という言葉に惹かれて気にはなっていたものの、ガンガンコミックスってあまり持ってる知り合いが居なくて放置してたもの。思いがけないところから一気に借りる事が出来ました。
で、内容ですけども。何かなあ、深いと思ったら案外浅い話で拍子抜け。推理と言いつつ、推理をしてるのは数えるほどであとはSFファンタジーって感じ。その辺りは別にガンガンだし、構わないんだけど。でも、こんなにあっさりと進んでいくとは思わず、肩透かしを食らった感じ…しかも今出てる最新号が最終回だから、次で終わる訳でしょう。複線だと思って読んでたネタがいくつかあったけど、どれもこれもスカかよ!みたいな気分です。もっと奥深い話かと思ってたのに、まさか20巻行かずに終わるとは…ネタも結構みえみえだったし、期待外れと言ったら言い過ぎかもしれないけどまあそれに近い感じではあります。
ブレチルが血が繋がってるのは、外見そっくりだから予想はついてたけどまさかクローンネタでくるとは。ちょっと今さら感もあるかな…あと、主要人物がみんな死ななさ過ぎ。不死身じゃん!特にカノンとの対戦の時は酷かった。ありえんし!ひなのが思わせぶりすぎ。初めは絶対裏になにかある、と思ってたのに、もうここまで来ると実は何にもないってオチもありだよな、と思えてきますよ。実際どうなんだ。つーか何も無いってオチになったらちょっと嫌。
というか、初めの方は結構ゆっくり時間かけて、っていう感じがあったのに、途中からもう一気にぱたぱたぱたーっと話が展開してっちゃって、しかも深いと思ってたのが実はかなり浅めで、拍子抜けです。本当に。ある意味インパクトは強いが。どうもね、詰め込みたい事が多すぎて全部少しずつ削っていったら妙に小さく纏まってしまった、みたいな感じがするのです。